海外研修十四日目

スポーツ

先週末にランニングシューズを購入したおかげで毎日ランニングすることが出来るようになった。
しかし、ランニング仲間がもれなく自分よりも速い。
おかげで、ペースを途中まであわせようとするだけでも呼吸回数が増えすぎてのどを痛めてしまった。
それでも負けず嫌いなので鍛えようと思う。

あと、バスケットボールを買ってみた。初日は知り合いと3人で、2on1+フリースロー
2日目はそのあたりにいた中国人学生と混じってプレー。
ランダムで分けるつもりが運良く(悪く)日本人(+1名中国人)VS中国人という勝負になってしまった。
背も高くて普段やってるだけあって手が出ずに20ショット以上差がでたと思う。。。
でも、いい運動です。続けたいと思う。

工場見学

会社の研修ということで工場見学に合計3回行った。
業務に関係のないところもあったけど、関係のあるところはいくつか気になる質問をしたり出来て面白かった。
業務に関係のない某超大手製鉄会社の工場見学では、実際に1200℃〜600℃に熱せられて加工している過程を間近で見ることが出来て良かった。
正直、高温の鉄に大量の水をかけながら形を変えていく過程は本当に圧巻だった。業務には関係ないけどね。

語学

2週目も終わって語学はどんな感じか、と自分なりに振り返ってみる。
2週目はビジネス英会話の講義もいくつかあったり、家でもp-studyを頑張ってみたりとそれなりに頑張っているつもり。
中国人学生の日常会話では結構問題なく話すことが出来ているけど、いざビジネスの話になると時々すごく遣いそうな表現が出てこなくてびっくりしたことがいくつかあった。思い出すだけでも以下の通り。

  • 何故、この材料を敷き詰めないんでしょうか?
  • 資料から察するとこの、効率は線形で伸びていますが、これからもそのような伸びを期待できると思って良いのでしょうか?
  • この要因のシェアは何パーセンテージなんでしょうか?

2週目の観光

二週目の観光としては以下の通り。

  1. 田子坊
  2. 余山
  3. 七宝

実質的には、金曜に田子坊、日曜に余山+七宝という組み合わせ。月曜〜木曜+土曜はスポーツばっかりだった。

田子坊

まず、田子坊について。最初はあんまり見るべき所がないところかなと思っていたけど思った以上に(ほどよく)オシャレでかつ親近感がある感じ。
お土産を買うような場所も多いし、見ていて楽しかった。あと、人々も中国人ばかりではなく欧米人も多そうだった。

その中で面白かった店として、お茶屋の一つに店長が中国人でありながら静岡で2年間修行したという店があった。
その店長はもちろん日本語は堪能、最初は見てるだけだったけどお土産っぽい小分けでオシャレなパッケージングや、日本人好みのPOPの使い(日本語で書いてあるというだけでなく、手書きPOPでかなりいい感じ)でやられてしまった。
値段設定も少し高めだけど出せなくはないというラインを狙ってるように感じた。
地元の親戚周りのお土産として合計300元近く買ってしまった。

余山(シェーシャン)

余山で語るべきことはあまり多くない。一言で言うと国立公園の森林浴が楽しめるということ。
特に竹林浴はいい感じだった。竹林って日本にもありそうで(たぶん結構あるんだろうけど)お目にかかったことがない。
本当は月湖や別の森林公園も近くにあったんだけど、次の七宝や夕方の講義が聞きたかったのでこれだけにしておいた。
あと、頂上付近には教会や天文台もあった。天文台は中国語が多く、日本語しか読めない自分にはあまり見る物は多くない。
かといって教会も見る物が多いかというと別にそうでもない。
ただ、今日は多くの中国人キリスト教信者が集まってきていたので、それを見られたのも一興と言える。

観光自体には関係ないけど、今回初めてバスに乗った。
乗り方としては、SUICAみたいな交通カードを機器にかざす必要があるけど、そのためには管理している人に行き先を説明して料金を設定しておかないといけない。
なので、乗り方としては難易度が高い気がする。

七宝(チーバイ)

最後に七宝。余山と同じ地下鉄9号線上にある駅。現地の日本人大学生がオススメしてくれたとのこと。
最初は駅前に店があるだけかと思ってたけどちょっと歩いてみると古い町並み+水郷があった。
駅近くの味千ラーメンに入ってしまったので、お腹がすいていなかったけど、町並みの中にはいろんな食べ物が置いてあった。
鳥の原型を留めた鳥の丸焼き、臭豆腐ちまき、豆、全長2,30センチはあるかという焼き鳥、ドリアン他見たことがない食べ物が色々置いてあった。お腹をすかせていくとかなり面白いと思う。
ただし、衛生的かどうかは不明。

これから正義の話をしよう

という本が日本でベストセラーになったことは記憶に新しい。
僕は残念ながら読んでいないけど、その著者のマイケル・サンデル教授が大学で講義をするということで参加してきた。
まず、席を取ることから大変。具体的な数は分からなかったけど、席数はかなりあったのに講義の1時間前には大人数で埋まっていいた。
僕も1時間30分前に入ったので何とか席は取れたけど、床に座る聴講者も多かった。日本だとこうは行かないんじゃないだろうか。
まぁ、東大・京大と肩を並べるような大学故にというところか。

話は当然全部英語。でも、中国の非ネイティブ向けにかなりわかりやすいハッキリ、かつゆっくり喋ってもらったので話は6割くらいは分かったと思う。
正直結論の部分が聞き取れなかったのでそこは残念だった。スピーチの大半は具体的な問題を元にした議論形式で進められていた。
発言する中国人の英語力は(全員ではないが)かなりすごくて驚かされる。
中国独特の発音訛りはある気がする。でも、そんなことはどうでもいいこと。

正直言うと、結論の部分がよく聞き取れなかった。
資本主義的な考え方だけでは、正義ーひいては、より多くの人を幸せにするという原理を満たすには限界がある、といった結論だったように聞こえる。
が、本当かどうかは不明。