47.喋らなければ負けだよ

喋らなければ負けだよ

喋らなければ負けだよ

 一ヶ月ぶりの読了。うーん、おもしろい。ずっと前に「理科系の作文技術」を読んだあと、以外にも作文能力が向上していたのにびっくりしたが、会話術もいきなりドラスティックに変えることは困難だろうが訓練することで、というか何がマズいのかということを意識するだけで結構変わると思う。


読書メモ。

  • 枕詞

「イイ意味で」:相手に突っ込む場合、悪口を言う場合でも「イイ意味で」があると全然違う。
「ちょっと違うかもしれませんが」:相手の話に対して言い換えたり自分の話をするときに「お前の言ってることとはちがうよ」みたいな反論に対してあらかじめ言い訳をしておく。
「本人を目の前にして言うのもなんですが…」:ヨイショする際にわざとらしさがなくなる。本気で言っているという印象を相手に与える。

  • 自分をさらす

例えば、スピーチだったら、今自分は緊張しているんだ、失敗したらゴメンな!というように言ってしまえば全体の雰囲気も悪くなくなる。もし、緊張して、だけどオレは一生懸命やってるんだ、笑うんじゃない、みたいな感じだと逆に痛々しい雰囲気になる。
それともう一点、自分の失敗を晒すことで向こうの警戒を解くことができる。

  • 座持ちのよさ

>>座持ちがよいというのは、圧倒的な情報量をインプットして、幅広い分野をくまなくフォローしているのでも何でもなくて、皆が知っている当たり前の単語を、いかに当たり前でないスタイルで言えるかどうかということだ。