49.採用の超プロが教えるできる人できない人 安田佳生
- 作者: 安田佳生
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2006/03/02
- メディア: 文庫
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できる人の基準
- 素頭の良さ
- 先を見通し、シミュレーションできる力、段取り
- コミュニケーション能力
- 仕事の速さ、そしてスタートさせるまでの早さ
- ストレス耐性
- 達成ぐせ
見極め方
- コミュニケーション能力
- 会話のテンポと展開によどみがないか
- 自分が話をしているときに、相手の考えをつかんでいるか
こういう風に書いても分かりづらいかもしれない。身近に、こういう人で面接を落ちが人がいた。
p.77
用意してきた話や的外れのことをひたすらしゃべり続ける学生は、コミュニケーション能力がないと判断していい。
- 先を見通し、段取りできる力
- 焼肉面接
p.82
段取りがいい人間は、シミュレーション能力が高いから、問題が起きる可能性を頭の中で予測して行動する。結果、常に先手を打つことができて、問題を回避することができるのである。
ストレス耐性は圧迫面接などが挙げられている。残念ながら素頭の良さや論理的思考能力はあまり述べられていない。素頭のよさについてはThink!にあったフェルミ推定などがいい方法かもしれない。逆に頭を鍛えるにはそのような問題を考えることができるようになる必要があるのかも。
- 作者: 東洋経済新報社
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フェルミ推定;ビジネスのための雑学知ったかぶり
できる人のひきつけ方
- 募集は「志向」で、選考は「資質」で
- 「志向」とは学生のニーズでありこの会社に来れば、例えば「将来独立することができる」といったこと
- 第一印象の積み重ね
- 「絶対に譲れない」というものが何かを見極める
- 将来どうなりたいのか、五年後にどんな自画像を描いているのかを聞き、そこから優先すべきものを絞らせる
- 採用担当者にこそコミュニケーション能力が必須である
これはよく分かる。僕がバイトしている某社での人事担当者の第一印象は圧倒的にいいらしい。聞いた話だけど。
その他、コラム
- 社員の満足なしに、顧客の満足なんてありえない
ホスピタリティの教科書にあったとおり。納得。
- ワンマン社長も悪くない
松下もソニーも本田もそうです。
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能力に欠けている人では本当に大きな仕事は困難。現実かもしれない。
- 「できる人から辞めていく」の真っ赤なウソ
これは新入社員に限った話。一、二年で辞めていく第二新卒は宝石とは限らない。むしろ逆。ただし、経営の傾きかけた会社における30歳半ばの社員などに関しては逆だと思う。
- 8割の社長が、間違った社員教育をしている
社員には一生懸命頑張ればできることの120%の仕事をさせる。そうしないと成長は見込めない。
全体としては、面白いこともあったがどこかで読んだこと、聞いたことのあることも結構あった。僕としては、「できる人とは」ということ、そしてどうすればそうなれるかということを知りたかった。が、「実際はそう簡単ではない」というのが一応の結論なのかな。