041.オプティミストはなぜ成功するか

オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)

オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)

自分のことをどちらかといえばオプティミスト(楽観主義者)だと思っているのでそのメリットが強調された一冊としてよい気がした。
構成としては3部構成で、

  1. オプティミストってなんですか、っていう心理学的な見地から
  2. 実際の社会(スポーツ、政治、勉強など)におけるオプティミストペシミスト(悲観主義者)の差
  3. どうやったらオプティミストになれるのか?

何でペシミストとよくないかというとそれによって無気力になるから。
何か困難・問題があったとき、それが「自分のせい」だとか「それがずっと続くんだ」というように考え、「もうどうにもならない」と考えるこがそれが一番の問題となる。
でも、何か問題が合ったときにすべて他人のせい、運が悪いと思いこみすぎるのは問題だけど。


また、2番目の、オプティミストペシミストの差についてはオプティミストだからいい結果を残すのか、いい結果を残す人だからオプティミストなのかそういう問題もあるけど(もちろんしっかりとその点については考察されている)。


重要な問題である「どうやったらオプティミストになれるのか」という問題については、事実問題に対して事実と思い込みを切り分けてそれによってもたらされる結果を分けることで考え方を修正する事が出来ると述べられている。
読んで損無しだと思う。