9.男の品格
- 作者: 川北義則
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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まずこの本で通じて主張しているのは「遊べ」ということ。それによって心に余裕を持つことが公私を通じてプラスになると言っている。ただし、遊ぶときに併せて学ぶことを忘れるな。
男の遊ぶ才能とは、遊びから何かを学ぶ才能のことといっていいだろう。そのかわり、ただ遊ぶだけで、そこから何も学べないボンクラ男はどんな女性からも軽蔑されるような情けない男になっていく。だから男はいい顔になりたかったから、もっと積極的に遊んでみること。そして遊びから学ぶことだ。
ただ、この「遊ぶ」ということに少し注意。一般的には遊ぶ→趣味という見方も結構多いと思うけど、筆者は趣味と道楽を明確ではないにせよ分けて考えている。
男の遊びにもいろいろあるが、道楽と趣味的遊びの違いは「節度」にある。節度をもっているのは趣味的遊び、節度のないレベルに入るのが道楽といっていいと思う。
あまり分からん感じだが、本書を読んでみた感覚だと次のような感じかな。
- 道楽(ある種の駆け引きを伴うもの?)
- 飲む・打つ・買う
- 女遊び
- etc.
- 趣味(一般的な趣味。癒すもの)
- 読書
- 旅行
- etc.
そうした上で、「趣味にのめりこむのはみっともない」とのこと。
他にもおそらく多くの男性にとって欠くことのできない家庭や恋愛についても述べているので列挙。といっても家庭については教訓的なものは少ないか?
- 家庭
- できる男は家庭も大事にする
- 仕事モードを家庭に持ち込まない
- 理想オヤジの三点セット「媚びない・愚痴らない・えばらない(いいたいことはハッキリと言う)」「:いまげ
- 恋愛
- もてる条件は口がかたいこと
- よい女友達を持て
- 恋愛は他人の女としろ
- 結婚と恋愛は別物
1時間〜2時間程度で読めるからなかなか面白かった。が、内容が内容なので中には賛成できないことも多い。