32.博士の愛した数式 ★★★☆☆
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
- 購入: 44人 クリック: 1,371回
- この商品を含むブログ (1054件) を見る
そして本題は数学について。シナリオはともかくとして博士の整数に対する造詣の深さは非常に面白かった。膨大な知識と直感(あるいは計算能力?)でさまざまな整数の間に、瞬間的に何らかの整数論的関係を見出す部分には、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」に通ずる感触を覚えた。僕は数学はそれほど得意とはいえない上に、周りに数学の天才がいないので正直こういう人がどのくらいいるのかどうかが気になるところです。話を少し戻すけれども、読んだことがない人!「ご冗談でしょう、ファインマンさん」は必読です!!
- 作者: リチャード P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/01/14
- メディア: 文庫
- 購入: 56人 クリック: 1,250回
- この商品を含むブログ (281件) を見る
- 作者: リチャード P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/01/14
- メディア: 文庫
- 購入: 24人 クリック: 122回
- この商品を含むブログ (169件) を見る
最後に、今回から点数をつけてみる。本書は無難な展開で、特筆すべきところや、心を揺り動かした部分はないけれども、その一方ですらすらと読ませ、かつなんとなくすっきりと終わらせてくれたのでとりあえず3点。