40.ホーリィ&ゴーストブギーポップ・アンバランス 上遠野浩平

 久しぶりのブギーポップ。かれこれ7年ぶりくらいかな。ラノベではラグナログについで好きになった作品だったけど、村上春樹を読み始めて以来読んでなかった。春樹チルドレンと呼ばれることもある作家なので、どことなく通じる部分がある。不条理さ、喪失といった根底に流れる雰囲気として。
 怒濤のように押し寄せる感動や熱いシーンのようなものは、このシリーズにはあまりないので淡々と読み進める感じになるんだけどその感覚がたまらないです。共感してもらえるかなー、この感覚。