45.城の中のイギリス人
- 作者: A・ピエール・ド・マンディアルグ,澁澤龍彦
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1984/11
- メディア: 新書
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僕がいつもの如く参考にしている書評サイト「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」のイチオシ変態小説。ということでいてもたってもいられずにamazonで注文―しようと思ったらなかったので、中古で購入。今のうちに買っておかないと値段が上がっても(ちょっと)困るし。
思っていた通り、を超えた想像以上の小説。やっぱりというかこの小説の見所は官能の部分。以前読んだ隣の家の少女については予想に反してエロは少なく、その代わりに言葉にできないような気持ち悪さを感じられずにはいられない。それに対して、本書では鬼畜な部分はあるんだけどもそれ以上のいやらしさがたまらない。描写もすごい。詳しくは上のリンク先で。個人的には最後の「実験」が一番キタものがある。極度の精神的興奮がもたらす至極の快楽。そんな描写がみたい人は是非。ただし、耐性がある程度ある人向け。
思うに普通の官能小説ってもっと鬼畜なのがあるのかなー?あるんだろうけどどんな描写があるのか気になる。調べてみよう。その気になれば。