035."文学少女"と飢え渇く幽霊 野村美月

文学少女が文学について語ってくれるのは相変わらず。
今回は「嵐が丘」。
僕は基本的に暗号とか推理系は読まないし、読んでも自分で推理することはないのでそういう楽しみ方はしないんだけど、結構伏線がちりばめられてそうだなと後半で気づく。
前巻でも思ったが全体的に少し無理な話の展開が多い(文学少女のクセとかじゃないよ)。
いや、もちろそういうところが面白いんだけども。

何はともあれ、嵐が丘でしょ。
村上春樹はビールと料理をうまく描写するが、この筆者は文学書をとても美味しそうに表現するな。

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)