カラマーゾフ

 一巻の途中まで読んだ。おそらくかなり読みやすいんだろうなと思う。どうかなとも思ったが先に巻末の読書ガイドを読んだ。中にはいろいろと書いてあったが印象に残って覚えているのがロシア人の名前について。新潮版の『罪と罰』を読んだときにも思ったけど数種類の名前が出てくると集中力が疎外された覚えがある。罪と罰では、ラスコーリニコフ、ロージャ(ロージャはロジオンの変形)、ソーフィヤ・セミョーノヴナ・マルメラードワだとソーネチカ、ソーニャとか。翻訳する側もそれが分かっているらしく敬称の仕方は場合によって工夫しているだとか。